【気になる!アレコレ調査隊】間もなく新年度!デイパックを徹底比較

naturum_buyer

2025年02月28日 17:00





商品に対する素朴な疑問、
選び方について解明する企画。

"気になる!アレコレ調査隊"。

今回は第7弾をお送りいたします。

執筆は久しぶりの登場、
南中(みなみなか)が担当します。



【 目 次 】

今回の調査内容
調査対象の商品ラインナップ
8つのチェック項目
調査結果
終わりに




今回の調査内容


間もなく新年度。

ということで、バッグをお探しの方が増える季節。

そこで、デイパックの最激戦区、
30L前後の容量でしのぎを削りあう
各ブランドのエースを徹底比較。

デザインでの違いは一目でわかるけど、
機能面の違いはパッと見ただけでは
正直わかりにくいのがデイパック。

それじゃあ、分かりやすく比較してみようじゃない
ってのが今回の事の発端でございます。

おしおさん、kiro、そして私の計3人で
徹底比較を行いました。

比較した結果を元に採点をし、
最後に順位の発表をいたします。

それでは、今回の調査対象となった
各ブランドのエースたちをご紹介。



商品ラインナップ




ブランド

商品名

画像

容量

価格




ウォーカー 33

33L
8,690円



パナシーア 30L バックパック

30L
8,910円



モンファロン 27

27L
17,600円



デイパック

26L
29,700円



ハイランズ 26

26L
24,200円



エクセロン 25

25L
17,600円



クーラ 30

30L
17,600円



レフュジオ デイパック 30L

30L
18,700円



ビッグショット

33L
23,980円




デイパックの売れ筋上位争いを繰り広げる
高い人気を誇るそうそうたるメンバー。

基本情報として、容量と価格を記載しています。

最安値がウォーカー 33(コールマン)で8,690円。
最高値はデイパック(グレゴリー)で29,700円。

価格の幅はかなり広く、お値段だけで
バッグの良し悪しを測れなさそうです。



ということで、もう少しディティールに目を向け、
さらに深堀りをして比較してみましょう。

今回用意したチェック項目は計8つ。

①サイドポケットの有無
②PCスリーブの有無
③小物(パスケース等)の収納性
④背面パッド
⑤ショルダーパッド
⑥ヒップベルト
⑦自立のさせやすさ
⑧レインカバーの有無

果たして・・・
どれほどの違い、個性が出てくるのか。

いざ!比較をしてみましょう!



8つのチェック項目


①サイドポケットの有無



ブランド

商品名

画像

サイドポケット




ウォーカー 33

あり




パナシーア 30L バックパック

あり




モンファロン 27

あり




デイパック





ハイランズ 26

あり




エクセロン 25

あり




クーラ 30

あり




レフュジオ デイパック 30L

あり




ビッグショット

あり






デイパック(グレゴリー)を除く、
全てのバッグに採用されていました。

マイボトルを含むドリンクだけでなく、
折りたたみ傘の持ち運びなど
最近は活用の幅が広がっていますね。




ただ、最近では、外側だけでなく、
内側にもボトルホルダーがあるケースも。

今回のラインナップの中では、
ハイランズ 26(カリマー)には内側に
ボトルホルダーがありました。

サイドポケットが付くことによって、
カジュアルな印象になりやすいので、
ビジネスシーンでも使えるものでお探しの場合、
「サイドポケットがない」
「内側にボトルホルダーがある」
のようなバッグで探してみるものおすすめです。




②PCスリーブの有無



ブランド

商品名

画像

PCスリーブ




ウォーカー 33

あり




パナシーア 30L バックパック

あり




モンファロン 27

あり




デイパック

あり




ハイランズ 26

あり(柔らかい生地)




エクセロン 25

あり




クーラ 30

あり




レフュジオ デイパック 30L

あり(PCケース付)




ビッグショット

あり(生地が厚い)






ノートパソコンやタブレットなどを持ち歩くシーンも増え、
デイパックの必須項目となりつつあるPCスリーブ。

いずれのバッグも漏れなく標準装備でした。

ただ、装備されているとは言ったものの、
調査を進めていくと、PCスリーブのクオリティに
かなりの差があるのも事実でした。

大きく分けて、下記2パターンに分類できました。

①他の荷物と分けて収納できるだけの間仕切り
・ウォーカー 33(コールマン)
・パナシーア 30L バックパック(コロンビア)
・モンファロン 27(ダントン)
・デイパック(グレゴリー)
・エクセロン 25(マムート)
・クーラ 30(ミレー)

②ノートパソコンなどをしっかりと保護出来るような仕様
・ハイランズ 26(カリマー)
・レフュジオ デイパック 30L(パタゴニア)
・ビッグショット(ノースフェイス)

①の場合、分けて収納できるのですが、
保護パッドなかったりと少し心もとない感じです。

②はPCスリーブ自体が独立した気室になっていたり、
保護パッドが肉厚且つノートパソコンなどを傷つけないよう
目の細かい柔らかい生地を採用しておりました。




中でもレフュジオ デイパック 30L(パタゴニア)
PC/タブレットケースが付属しております。
ケース単品で販売できるほどのクオリティなので、
お得感も満載です。




③小物(パスケース等)の収納性



ブランド

商品名

画像

小物の収納性




ウォーカー 33

あり




パナシーア 30L バックパック

あり




モンファロン 27

あり




デイパック

あり




ハイランズ 26

あり




エクセロン 25

あり




クーラ 30

あり




レフュジオ デイパック 30L

あり




ビッグショット

あり






定期券、サングラス、リップ、鍵・・・
出し入れの多い小物の収納に頭を悩ませてる
なんて方も一定数おられるのではないでしょうか。

小物収納に適したポケット自体は
どのバッグにもあったんですが・・・

さらに欲を出して、
”さっと出せて、さっとしまえる”
そんな気の利いたところにポケットがあれば・・・

と思って調べてみると、
あるんです、この2つには。

・パナシーア 30L バックパック(コロンビア)
・ハイランズ 26(カリマー)




どちらのデイパックも
すぐにアクセスできる右脇下の位置にあり、
ユーザー目線のものつくりに感嘆です。

このポケットのありがたみを感じてしまうと、
これから無しでは生きていけなくなるでしょう。




④背面パッド



ブランド

商品名

画像

背面パッド




ウォーカー 33





パナシーア 30L バックパック





モンファロン 27





デイパック





ハイランズ 26





エクセロン 25





クーラ 30





レフュジオ デイパック 30L





ビッグショット







デザインもそうですが、何と言っても背負い心地。
デイパックでは蔑ろにできないポイントです。

背面パッドが薄いと、持ち運ぶ荷物次第では
背中に面する場所がゴツゴツして背負いにくいですよね。

これは背負ってみないと分からない!

ということで全種、背負ってみました。

結果から申し上げると、どれもしっかりしてました。

ウォーカー33(コールマン)モンファロン 27(ダントン)
この中ではやや薄めといった具合でした。




⑤ショルダーパッド



ブランド

商品名

画像

ショルダーパッド




ウォーカー 33





パナシーア 30L バックパック





モンファロン 27





デイパック





ハイランズ 26





エクセロン 25





クーラ 30





レフュジオ デイパック 30L





ビッグショット







こちらも背負い心地に関わる要素。

特に肩はダイレクトに重みを感じる箇所なので、
ある程度のボリューム感は欲しいところ。

中でも群を抜いた肉厚さを誇ったのが、
デイパック(グレゴリー)

厚すぎると背負いにくくなるのですが、
薄いよりも厚い方が良いのがショルダーパッドです。




⑥ヒップベルト



ブランド

商品名

画像

ヒップベルト




ウォーカー 33

あり(取り外し不可)




パナシーア 30L バックパック





モンファロン 27





デイパック

あり(取り外し不可)




ハイランズ 26





エクセロン 25





クーラ 30

あり(取り外し可)




レフュジオ デイパック 30L





ビッグショット

あり(取り外し可)






ヒップベルトには
・あり(取り外し可)
・あり(取り外し不可)
・なし
の3パターンがありました。

ヒップベルトは背負い心地を向上させてくれるので
取り外し可能だとヒップベルトありとなしを
シーンに応じて選択できるのでうれしいですよね。

平日はなしで通勤・通学、
お休みはありでハイキング。

そんな観点でデイパックを探すのも楽しいです。




⑦自立のさせやすさ



ブランド

商品名

画像

自立のさせやすさ




ウォーカー 33

する




パナシーア 30L バックパック

しにくい




モンファロン 27

する




デイパック

する




ハイランズ 26

する




エクセロン 25

しにくい




クーラ 30

する




レフュジオ デイパック 30L

する




ビッグショット

する






毎日使うデイパックだから、
自立するかしないかは大きなポイントです。

ただ置いておくだけでも、荷物を出す時でも、
すぐにこけてしまうのはちょっとしたストレス。

自立のさせやすさに若干の差はあったものの、
今回用意したデイパックはいずれも自立してくれました。

底面がしっかりとある場合、
荷物に関わらず自立してくれるのですが、
デザイン上、底面が斜めになっていたり、
そもそも底面が小さかったり・・・

荷物の入れ方に多少の工夫が必要なデイパックもあるので、
購入をご検討の際はそこまでチェックしてみて下さい。




⑧レインカバーの有無



ブランド

商品名

画像

レインカバーの有無




ウォーカー 33





パナシーア 30L バックパック





モンファロン 27





デイパック





ハイランズ 26





エクセロン 25





クーラ 30

あり




レフュジオ デイパック 30L





ビッグショット







登山用のバッグには付属している場合がありますが、
クーラ 30(ミレー)にのみレインカバーが付属していました。

近年はゲリラ豪雨など、急な雨も増え、
レインカバーを備えておくにこしたことはありません。



調査結果


それでは、これまでの調査内容を踏まえ

・背負い心地
・デザイン
・使い勝手
・コスパ

の4項目を10点満点(合計40点)で採点してみました。


採点結果



順位

ブランド

商品

背負い心地

デザイン

使い勝手

コスパ

合計



1位


レフュジオデイパック30L

9.0

7.7

9.3

7.3

33.3



2位


パナシーア30Lバックパック

7.3

7.3

7.3

9.3

31.3



3位


ビッグショット

8.3

7.7

7.3

6.3

29.7



4位


クーラ 30

7.7

6.3

7.7

7.3

29.0



5位


エクセロン 25

7.3

7.7

7.7

6.0

28.7



6位


ハイランズ 26

8.0

7.0

8.0

5.3

28.3



7位


ウォーカー 33

6.3

5.7

6.3

8.7

27.0



8位


デイパック

7.0

9.0

5.3

4.7

26.0



9位


モンファロン 27

6.3

6.7

6.3

6.0

25.3





1位 レフュジオ デイパック 30L


[ブランド]パタゴニア
[品  番]47928
[定  価]18,700円
[容  量]30L

背負い心地・使い勝手で高得点を記録。
背面・ショルダーパッドは程よい厚みで
荷物が増えても背負い心地は損なわれません。

アウトドア感のあるデザインに関わらず、
PC/タブレットケースが付属しており、
現代を生きるユーザーにフォーカスした
気の利き方がプラス評価に繋がりました。


2位 パナシーア 30L バックパック


[ブランド]コロンビア
[品  番]PU8709
[定  価]8,910円
[容  量]30L

背面パッドの肉厚さ・通気性の良さ、
荷物が管理しやすいよう計算された収納力、
圧倒的コスパの良さが光るデイパックです。

自立させにくいというマイナス点を
余りある機能美で補うほどの勢いです。


3位 ビッグショット


[ブランド]ノースフェイス
[品  番]NM72301
[定  価]23,980円
[容  量]33L

シンプルで使いやすいデザインに加え、
17インチまでのノートパソコンが収納可能。
タウンユースにもってこいです。

さらに、
ショルダーハーネスはテクニカルパックの
技術を採用し、ハイドレーションも収納可能と
アウトドアシーンでも十分な機能性も完備。

タウン~アウトドアと守備範囲の広さが魅力。


4位 クーラ 30


[ブランド]ミレー
[品  番]MIS0545
[定  価]17,600円
[容  量]30L

一見、タウンユース専門に見えますが、
ショルダーハーネスには小物収納があり、
レインカバーも標準装備になっているなど、
さながら登山用バッグの機能です。

ミレーのアウトドアブランドとしての
こだわりが垣間見えるデイパックです。


5位 エクセロン 25


[ブランド]マムート
[品  番]2530-00430
[定  価]17,600円
[容  量]25L

メイン気室以外に外ポケットが充実。
小物の収納・管理がしやすく、ユニセックスでおすすめ。
マムートと山との関連性を象徴するプリントを
裏地に施しており、ディティールにも気合が入っています。

840デニールのバリスティックナイロンを使用しており、
タフさも兼ね備えつつ、今回調査した全9商品の中で
最軽量となる610gという軽さもポイントです。


6位 ハイランズ 26


[ブランド]カリマー
[品  番]501178
[定  価]24,200円
[容  量]26L

書類、サングラス、ノートパソコン、
ドリンク、折りたたみ傘・・・
細かく分けて収納が出来てしまう
多彩なポケットがかなり優秀です。
背面パッドにはキャリーケースのハンドルに
取り付けるバンドが付いているので、
出張や旅行にも最適です。


7位 ウォーカー 33


[ブランド]コールマン
[品  番]2000038970
[定  価]8,690円
[容  量]33L

33Lという収納力の高さに関わらず、
8,690円という圧倒的コスパの良さ。

手が届きやすくカジュアルなルックスが
学生の方にはお使いいただきやすい分、
ビジネスシーンでは使いにくいところが
減点対象となりました。


8位 デイパック


[ブランド]グレゴリー
[品  番]1410161041
[定  価]29,700円
[容  量]26L

前述の通り、ショルダーハーネスの肉厚さは
他の追随を許さないほどで重い荷物を入れても安心。
ジッパーが開閉がなめらかなのも推しポイント。

一方で、良いお値段のわりに収納面における
引き出しの少なさが気になりました。


9位 モンファロン 27


[ブランド]ダントン
[品  番]MONT FARON 27
[定  価]17,600円
[容  量]27L

さすがダントン言うべきでしょうか。
なめらかでしっとりとした肌触りの良い
上質な生地で品の良さがピカイチでした。

ただ、背負い心地などを含む機能面で
他商品にと比較するとやや劣る印象でした。



終わりに


皆さま、いかがでしたでしょうか。

独断と偏見によるデイパック徹底比較。

甲乙つけるのがかなり難しかったのですが、
比較した結果として順位を付けさせていただきました。

結果としてレフュジオ デイパック 30Lが
今回の1位としてランク付けされましたが、
それぞれにデザインや機能面で特徴があり、
魅力たっぷりの全9商品でございます。

使いたいシーン、持ち運びたい荷物の量など
お求めのスペックに応じてベストチョイスを
していただく参考にしていただけると幸いです。

春の訪れはもうすぐそこです。

良き新年度をお迎えください。












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